福祉用具に興味を持ったきっかけは、祖父が車いすや電動ベッドなど各種の機器を使用していたことでした。1年次の「福祉用具論」では、多様な病気や障害を理解した上で、その生活を支援する機器の知識を深めました。同時に、専修の土台となるICT分野も必修科目でしっかり学習。OSの知識からプログラミングの技術も学びました。3年のゼミでは「PHP」というプログラミング言語でホームページ作成に挑戦。卒論研究では調査した温泉施設のバリアフリー状況をデータベース化し、障害があっても利用しやすい温泉情報として、ウェブデータベースの作成に取り組みました。
一方、福祉用具への関心も持ち続けています。インターンシップ先の特別養護老人ホームでは、体に合わない車いすを使うことで痛みを感じる利用者さんがいることも知りました。就職先は、医療・福祉用具の販売会社です。現場の声に耳を傾け、人々の健康生活に役立つ機器を提案していきたいですね。